トルコリラの社会情勢リスク

近、日本でも凶悪犯罪のニュースを頻回に見る機会が多くなりました。しかし日本よりトルコの方が犯罪が多く危険な国になります。
またヨーロッパ諸国でもテロが発生しておりますが、トルコは他のヨーロッパとは異なり地政学的な問題でテロが発生する可能性が高い地域にあります。
いずれにしろ日本と治安を比較した場合、ほとんどの国は危険になると思いますが…トルコリラを運用するために、どのような犯罪や事件が多いか確認して行きましょう。


殺人や強盗などの凶悪犯罪は日本の3倍以上

  • 一般犯罪は約78万5,000件(そのうち窃盗事は全体の44.8%)
  • 凶悪犯罪では、殺人が約2,600件及び強盗が約8,900件発生
    (2006年のデータ)

その他には、観光客をターゲットとした詐欺も多いです。トルコの重要な収入源の1つは観光になります。
犯罪は観光客の低下と共に、経済成長の足かせになることは間違いありません。ただし、犯罪数などが短期的なトルコリラの値動き影響する可能性は低いと考えます。


過激派のテロリスク

トルコ人の大多数はイスラム教徒ですが、テロを起こすのはイスラム過激派の一部であり、イスラム教徒が危険なわけではありません。
過激派によるテロは、トルコに地政学的な問題が深く関係しており、一朝一夕では解決することは出来ません。
またトルコには約300万人のシリア難民が流入しており、シリア難民にISIL関係者が紛れ込んでいる可能性があると言われています。そのためより一層テロが発生するリスクが高まっている状況になります。

今までに発生したテロは以下のような事件が上げられます。

1. 反政府武装組織クルド労働者党は、2015年7月に政府との和平プロセスが崩壊して以降、テロ活動を再開
2. イスラム過激派組織ISILによるテロ

(1)2016年1月にイスタンブールの旧市街にあるスルタンアフメット広場
(2)2016年6月にイスタンブールのアタテュルク国際空港
(3)2017年1月にイスタンブールのオルタキョイ地区にあるナイトクラブ

3. 極左過激派組織DHKP/Cは、主に治安・司法機関や米国在外公館をテロの対象として活動


テロが起きた時の為替の値動き

以下は2016年に入ってからの大規模テロ発生時のトルコリラの為替変動のフグラフになります。

  1. トルコ軍の一部勢力がトルコ国営放送局を占拠し「軍の権限を掌握」と発表したトルコのクデーター未遂事件になります。
  2. イスタンブルにあるサッカーチーム、ベシクタシュ・フットボールクラブのスタジアム周辺で2度の爆破テロがあり死者46名が出ています。

予想通り大規模なテロが発生した場合、トルコ経済への行先の不安や経済への打撃が予測されトルコリラが売られております。
特に大規模テロ後に一気に売り込まれており、この時に高レバレッジで取引をしている投資家は急な値動きによってロスカットされる危険性があるので、注意する必要があります。
なお今後も、大規模テロが発生した場合、これ以上トルコリラが売り込まれる可能性は十分あるので社会情勢に注意していく必要があります。


まとめ

・トルコが経済成長をするためには、より安全な国にすることが必要になります。
・大規模テロが発生した場合、予想以上にトルコリラが動く可能性があります。


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  1. 2017年 8月 13日
  2. 2017年 8月 19日
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