FXにおいてレバレッジは悪か

FXで為替取引を行うにあたり、最も慎重に成る必要があるのはレバレッジ管理になります。FXのレバレッジは使い方一つで「武器」にも「凶器」になります。FXのレバレッジを「武器」に出来るようにレバレッジについて、再確認しておきましょう。


FXレバレッジとは

FXレバレッジは元金に対して一定の倍数を掛けることで、元金の価値以上の外貨を運用することが出来ます。そのため 「元金」×「レバレッジ倍数」=運用資金 と言う式が成り立ちます。
例えば、元金100万円に対して5倍のレバレッジを掛けた場合、「100万円」×「5倍」=500万円になります。
しかしこの場合、実際には100万円しか持っていないのに、FXでは500万円の資産運用を行う事になります。そのため事実上は、足りない400万円はFX会社から無利子で借りていることになります。

身も蓋もない言葉で言えば、「FXでレバレッジを掛ける行為はFX会社に借金をしていること」になります。

日本国内のFX会社においてはレバレッジ25倍が最大ですが、これが如何に危険がお分かりでしょうか?
元金100万円を保証金に2,400万円の借金しており、狂気の沙汰としか言えません。

なおレバレッジ1倍の場合は、元金と同等の価値の外貨の取引であり借金はしておりません。そのため外貨預金変わりにFXを利用したい投資家は、レバレッジ1倍で運用して下さい。

レバレッジは「FX会社にする無利子の借金」になります。
そのため必ずレバレッジを掛ける前は、リスクとリターンを考慮し無計画なトレードにハイレバレッジでFXを行うことは避ける必要があります。

ではどのような時にレバレッジを掛けた方が良いのでしょうか?


レバレッジで時間を買う

レバレッジの危険性を書きましたが、もちろん良い面もあります。
複利で資産を増やすには時間が重要になります。早いタイミングで投資を開始すればするほどより大きな成果を得ることが出来ます。

<複利と単利についてはこちらをご確認ください。>

元金500万円で月10万円の追加投資で20年間複利運用をした場合、最終的に7,702万円を貯めることが出来ます。元金100万円で同じ条件の運用をした場合、最終的に5,838万円を貯めることが出来ます。よって元金400万円の差が、20年後には「1,864万円 – 400万円」で利益差1,464万円にまで開きます。

この「利益差」より「リスク」の方が大きいと考える場合は、レバレッジ1倍にして運用をすれば良いと思います。常にレバレッジにはリスクが伴います。
リスクとリターンのバランスを見極めて自分の投資スタイルに合った方法で、FXのレバレッジを使用する必要があります。


FXレバレッジのリスクについて

日常生活の中で様々なリスクが存在しています。交通事故になどの事故に遭うリスク、心筋梗塞や癌などの病気になるリスク、会社が倒産する経済的なリスクなど
FXにおける最も大きなリスクは、レバレッジを掛けた場合に借金を負う可能性があることです。 レバレッジを掛けている以上、FXによって借金が出来るリスクはゼロではありません。

しかし、それが現実的に恐れる必要があるかどうかは別な話しになります。
以下の図は、縦軸は元金、横軸が為替変動幅になります。
1ドル100円の場合に、レバレッジ1倍では100万円、レバレッジ2倍では200万円、レバレッジ3倍では300万円をFXで運用しています。

レバレッジ5倍の場合、「100円-20円」で80円までに為替が変動した時に元金がゼロ円になります。
ドル円の為替が急激に20円も変動することはまずありません。 20円もの大きな変動は徐々に時間を掛けて起こります。
時間を掛けて為替が変動した場合は、途中でロスカットが掛かり強制的に決済をされるため借金が残ることはありません。 注意しなければ行けないのは、秒単位で発生する急激な為替変動になります。
ハイレバレッジでは、秒単位で発生する急激な為替変動に耐えることが出来ない場合があります。

FXにおいて、リスク管理の面からハイレバレッジは避ける必要があると言えます。


まとめ

レバレッジはFX会社に借金をしているのと変わらない行為であり、リスクとリターンを考えてレバレッジを調整しよう。どうしても、FX会社に借金をしたくない場合は、レバレッジ1倍でFXを行うことをお勧めします。

 


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